年代
17〜18世紀
  技法
螺鈿
 

  黒漆葵紋菊螺鈿箱  
 
くろうるしあおいもんきくらでんはこ
 
 
■高さ11.3cm ■縦12.6cm ■横10.3cm
 
 

黒漆葵紋菊螺鈿箱
 
     
 

深い被蓋造りの箱。指物。蓋側面の手掛けは猪の目形、身側面を花頭形に刳る。身に環を付け丸組紐を通す。蓋表と蓋側面の四辺に金属の撚線を巡らす。表は黒漆塗り。内面と蓋の刳り木口は朱漆塗り。螺鈿で蓋表と蓋側面に葵紋を、身側面に窓枠を設け琴棋書画の図を表す。底裏に竹図を配す。薄貝に毛彫りを施した精緻で瀟洒な作品。

 
     
 
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